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Memoirs of Geisha / Arthur Golden [>E-H]

Memoirs of a Geishaメモワール・オブ・ゲイシャ「さゆり」で映画化され、なんとアカデミー賞(美術となんかもう1つ)まで取ってしまった。主演は中国の国際派女優、日本でもシャンプーのCMに出ている人がやっていた。しかし、この本はもともとから大間違いである。祇園の伝説的芸姑の1人、身請けされた後にNYに渡り、だんなの息子を育てつつマンハッタンで茶屋メリケン版を経営していたさゆり、が主人公なのであるが、まず彼女の瞳がブルーグレイである。この本では(もちろん映画でも)この瞳が彼女の不思議な魅力ナンバーワンということになっているのだが、北陸の田舎生まれらしい日本人が灰青色の瞳を魅力的と受け入れたとは思いがたい。ましてや祇園など論外である。忌み物として排斥されるのが普通だ。アメリカ人が書いたのだからしょうがないけれど、祇園のしきたりなどはよく勉強しているように見えるのに、名前の呼び方や細かなところでの違和感がまさに外国人の見た日本である。
話はあまりにありきたりと言うかメリケンは赤レンジャーが好きなのね、と再確認するのみである。ひねりがないよなぁ。 Jan. 2006


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