Gunpowder Green [Childs, Laura]
一作目に比べると格段の面白さ。Snobbyについての作者の態度もなかなかよし。
突然半年も経ったりせず、時間枠の流れは珍しくよい。一作目の終わりにちょっと恋バナ?を匂わせるJoryからのお誘いであったヨットレース観戦から話が始まる。ちゃっかりビジネスも忘れず、お金持ち向けガーデン観戦の方々にケイタリングをするTheodosia率いるIndigo Tea shopの面々たち。ヨットレースのことはよくわからないのだが、どうもゴール時にピストルを撃ってお知らせするらしい。この大役は町の顔役の一人でもある、最近40年は若い妻を迎えた新婚さんのOliver Dixon。ところが毎年使ってきたアンティークの銃が暴発して彼は即死してしまう。
ここSouth Carolinaも赤い地域なのか、自己防衛は当たり前の模様。警察機構にたいした尊敬も信頼もないのか、被害者がその上に倒れこんだテーブルクロスと言う重要な証拠品を自分で持って帰って未提出であるだけでなく、なんと自分で大学に依頼して検査してもらっちゃうのだ。これって証拠改竄とかの罪に問われないの?これについては刑事も全く気に止めないのだが、いいの?おまけにお店の全員が捜査にワクワク。前作では天敵のようだったTimothy老も巻き込んで、シリーズはなんか違うほうに向かい始めた。でも面白いからいいけど。証拠品がめるのはどうか(まだ納得いかない)。 Mar. 2010
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