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冷静と情熱のあいだ Calmi Cuori Appassionati [>あ-な]

愛蔵版 冷静と情熱のあいだ (文芸シリーズ)友達が貸してくれて再読。半分くらいストーリーを忘れていた。映画もたぶん、チラッと観たことがあると思わしくたまに情景が浮かんでくる。たしか順正を竹野内豊がやっていた。
舞台がイタリアというのがいいな。なんたってご飯がおいしい。
以前読んだ時はほとんど気にも留めなかった「外国人」の意味を少し考えた。イタリアに15年住みながらイタリア語を話そうとしなかった(話さなくても暮らせたんだね)アオイの母。アメリカ人会は嫌いでもその生活スタイルは変えず、イタリア人のパーティは苦手なMarv。そして順正もアオイも帰国子女で日本では自己の居場所がかなり不安定である。私は日本生まれ育ちだけど、国が居場所であると言う感覚はよくわからない。東京に出てくる地方の人が「地元」を拠り所にするようなものなのだろうか。同じような感覚はうちの息子は持っているようだ。
アメリカの小説を読むようになって、おばあちゃん達のパワーを知った。再読した今回も、順正の祖父やおば、アオイの周りのおばあちゃん達に尊敬の念をもつ。もうあちらの年齢のほうが近いのだけれど全然なってない自分、がんばれ。
待ち合わせの場所に開館前から来る順正、閉館ぎりぎりに訪れるアオイ。くすくす。 Dec.2009


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