Babette's Feast [映画・DVD]
バベットの晩餐会 残念、画像がありませんでした。
画像といえば、まさに絵は強い。文章からのイメージと映画のイメージはかなり違っていて、もっと雪に埋もれた山間の村と思っていたのも、岬の突端の村だったし、亀のスープというとすっぽんしか思い浮かばなかったけど、よく考えたら「海」亀のスープで、海亀はもっと大きい。牛の頭や鶉を見てあれを食べるのかと夢を見ちゃう気持ちがよくわかったりして。
手編み好きとしてはずせなかったのが、19世紀が舞台だっただけに、女性たちが身に着けているショールの数々。複雑なレースパターンから目が離せませんでした。
芸術家の力量の話だったけれど、結局本のときと同じで個人的に気になったのは階級社会とパトロンでした。これからもバベットと姉妹はあの岬の突端の小さな村でひっそりと暮らしてゆくのでしょうが、華やかな都会の生活とどちらが幸せなのかは、人それぞれ、なのです。 Oct.2008
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