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CLANNAD [映画・DVD]

CLANNAD Blu-ray Box 古河家に遺伝している触覚さえ気にならなくなれば、絵はきれいだし、作りも丁寧。ストーリーもよく練ってある。
桜並木の下で出会う古河渚と、岡崎朋也。渚は病欠で一年ダブり、朋也はスポーツ入学後肩を痛めてやさぐれた生活を送っている。居場所がないと感じている2人がお互いや、巻き込まれていく友人たちの「世話」をしているうちに友情が生まれ、愛情が生まれ・・・というストーリーと、いまだ伏線のままの、渚が演劇部を作るきっかけにもなる別世界ストーリー。
親が出てくる設定は最近のアニメでは本当に珍しいのだが、家庭的にはあまり恵まれていない朋也も温かく迎える渚の両親。近所の人や関わってくる人たちがよく作りこまれているのでしっかりと裏打ちされた作品となっている。あえて難を言えばもともとは恋愛アクションゲームを下敷きに作られたアニメだからかどうかはわからないが、女の子の体の線を妙に強調しすぎ。R指定ものと普通のアニメは全くそういう点が違う時代から見ている(年がわかるねww)だけに、ちょっと気になる。男の子達がコッドピース強調で描かれていたら、きっと違和感があるだろうに。絵自体もとても綺麗だし、デッサンが狂っているような粗雑な作りもされていない。そんなことをしなくても十分楽しめる力を持っているだけに残念ではある。 Apr. 2010

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CLANNAD After Story [映画・DVD]

CLANNAD AFTER STORY 7 (通常版) [DVD] 2期だが、質は落ちていない。儲け主義だけに走らないのはいいことだ。
大変残念なのは、本編のラストに同意できなかったことだ。もともと町の情景がよく書かれている作品だったので、町に意志があるというのは頷ける。パラレルワールドとのつながりも決して突飛ではない。幸せのあるところに光が見えることがあるというのはとてもいい伝説だと思う。でも、5年は長い。多分、娘の汐ちゃんに意思を持たせたかったのだとは思うが、その間、祖母早苗さんに忘れ形見を預けっぱなし。最初から頑張ろうともせず、避けまくり、というのは・・・。これを見るのは多分男の子が多いだろうし、自分の痛みにおぼれているだけの彼をみんな温かく見守っている、そんな姿が是とされると思われるのはいやだ。気づいて彼はもとがいい奴なので、反省もするし、早苗さんにさらに頭が上がらなくなり、その彼女を支える夫秋生もおいしいところをもっていくのだが、個人的には、新生児、乳児の世話の大変さ、娘の中に見える渚の面影がもたらす痛み、そういうものに疲れ、傷つく彼をまわりに支えてもらうという設定のほうがよかった。格好は悪いかもしれないけどね。逃げてもいい、わけないでしょう。
それに、死者蘇り。界パラレルでやりたい放題のCLAMPでさえ、それは禁忌である。対象視聴者を考えれば、いくらタイムパラドックス使っても、それはだめでしょう。
個人的には町に意志があるのなら、住む人々たちや時間に影響されるものであるとしたら、それは決して「選ばれた」個人のためだけには働かないと思うのだ。具合が悪くなるのはもっと不特定多数であるはずだし、奇跡もそんなに個人限定では起こらない。

ラストは不同意だけれども、近年まれにみる質の高い作品だった。After Storyでは姿態強調ないしね(ほんと、いい作品にそんなの必要ないんだよねぇ)。まったく、「情けは人のためならず」。1期でも人の世話を焼いてばかりに見える朋也と渚だけど、実はそうすることで、自分の居場所もできていく。人は1人では生きられないというけれど、実は1人いなくったって実用的には特に困らない。私がいなくてもみんなそれぞれやっていくだろう。だから、少しずつ自分のできることをして自分の居場所を作っていくんだと思う。
でも、日本のDVDは本当に高い。こっち版と桁が違う高さ。海賊版が出回る理由の1つなんじゃないか? Apr.2010


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20世紀少年 [映画・DVD]

20世紀少年<第2章> 最後の希望 通常版 [DVD]20世紀少年 第1章 終わりの始まり 通常版 [DVD]20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗 通常版 [DVD]   うーん、夢はわかるんだけど設定が無理すぎ。ラストもあまりにも安易。無意識の間に仲間外れを作ってしまうクラスの人気者たちに何か言いたいのかな? 仮面をかぶったまま友達になってと言う仲間外れっ子たちに何か言いたいのかな?
自分の子供の頃に仮面をかぶったまま外をうろつくクラスメートがいて、その存在を忘れるだろうか? もっと平凡で全く目立たないような子ならかえって忘れているかもしれない。それにあの年代でクラスメートを死んだことにするようないじめはなかった。(わははは同年代さっ!)舞台の新宿に基地が作れるような原っぱはないはずだ。もっと住宅街だったが23区に住んでいたんだから、たぶん本当。ああいう原っぱを手に入れたのは都下に移ってからだった。
トヨエツはもうすごぉくはまっててかっこよかった。で、血もつながってないのに2人はエスパーなんですか?弾が当たらないんですよね。ケンヂの姉、キリコも不思議な存在である。顔を見ているはずなのに、生き残っているのに、なぜケンヂと情報交換を全くしない? いろいろなことがご都合主義過ぎて話を楽しむことができない。 Mar. 2010

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崖の上のポニョ [映画・DVD]

崖の上のポニョ [DVD] 絵本の映画を作りたかったんだろうなぁ。でも色がきつい。ハウルもかなり絵本色が強い画像だったけれど、これほどじゃなかった。トトロのような色でも十分よかったと思うのだけれど。
話は童話。サイズが変幻自在の海のお母さんが面白かった。対する人間のお母さんは「今時」のお母さんなのかな。親を名前で呼ぶ風習は割と保守的らしい私は嫌いなので、すごく違和感たっぷり。最初は親子じゃないのかと思ったよ。作った宮崎さんの年齢を考えると不自然で、何の意味があってこういう設定にしたのだろうとは思う。頭文字D並みのドライビングテクニックは笑えたけどね。5歳の子供を嵐の中の、かなり個絶した一軒家に置き去りにするって言うのも親としてはどうなんでしょう。勤務先の状況を確認に行きたいという設定なんだけど、どう見てもお話を進めるための無理設定。保育園はざるのように抜け道があるし、鉄板並みのセキュリティを追求しているここにいると、目を見張るねww。本来そのほうが子供はたくましくていいのかな、とも思うけど。
たった今画像挿入をして気づいたんだけど、これディズニー提携でメリケン市場も狙ってるんだ。色がきついことに納得してしまった。 Dec. 2009

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Babette's Feast [映画・DVD]

バベットの晩餐会 バベットの晩餐会 残念、画像がありませんでした。

画像といえば、まさに絵は強い。文章からのイメージと映画のイメージはかなり違っていて、もっと雪に埋もれた山間の村と思っていたのも、岬の突端の村だったし、亀のスープというとすっぽんしか思い浮かばなかったけど、よく考えたら「海」亀のスープで、海亀はもっと大きい。牛の頭や鶉を見てあれを食べるのかと夢を見ちゃう気持ちがよくわかったりして。

手編み好きとしてはずせなかったのが、19世紀が舞台だっただけに、女性たちが身に着けているショールの数々。複雑なレースパターンから目が離せませんでした。
芸術家の力量の話だったけれど、結局本のときと同じで個人的に気になったのは階級社会とパトロンでした。これからもバベットと姉妹はあの岬の突端の小さな村でひっそりと暮らしてゆくのでしょうが、華やかな都会の生活とどちらが幸せなのかは、人それぞれ、なのです。 Oct.2008


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GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO [映画・DVD]

GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- Vol.1【初回限定版】なぜ劇場というタイトルがつくのかよくわからない…。フジがスポンサーから外れている、そして作画が変わり、キャラクターの性格が変わり、原作の設定を使った別の話になっている。OPを含め、全てが並作品にレベルダウンしてしまっている。単に予算の問題なのか、1作目とは違うものをという気負いがこんな風にしてしまったのか、残念である。

1作目がなければ、それなりにいい作品である。普通こちらからは見ないだろうが、こちらから見始めて、1作目に戻る人は本当に幸運だ。

それにしてもどうして「大人」たちは、サイバー強化され洗脳された戦闘用に作られた彼女たちに、見た目通りの可愛い、弱い女の子でいてほしいと身勝手な夢を見るのだろうか。まったく。 Oct.2008


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Gunslinger Girl [映画・DVD]

GUNSLINGER GIRL DVD-BOX フジテレビ提供と聞いてほぉ、と思ったけれど、絵の程度の高さといい画質のクォリティといいとてもよくて驚いた。フジってすごいのね。

肢体をサイバー強化された少女たちがその力をコントロールするために「条件付け」という洗脳を施され、それぞれ教官(マスター)と呼ばれる年長の男性と偽の兄妹関係を結び、要人暗殺のスナイパーとしてイタリア政府の裏仕事を片付ける。
少女と年長の男性という、最近の流行の設定が安易でちょっとそこが気になるけれど、少女たちも「義体」化の副作用や洗脳の影響度が様々で一人一人個性があり、付く教官のほうも画一化していなくて、その辺をうまく利用した話作りはとてもよくできている。全体的にジレンマと大人の思い込みなどが絡まって物悲しい話になっているけれども、原作がよくできているのか、奥の深い見ごたえのある作品になっている。

OPがとてもよい。フジは選曲がうまいな。あえて難点を言えばあれだけ画像がよくて背景もリアルに凝っているのに(どの町か、絵を見ただけでわかる)、ヘンリエッタのバイオリン演奏が全くなっちゃいないこと。音と弦、指使いを合わせてほしかった。っていうか、Amatiのバイオリンをぷらぷら持ち歩く子ってありえないだろう。他はあんなにリアルなのに、もったいない。 Oct.2008


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魍魎の匣 /京極夏彦 [映画・DVD]

魍魎の匣 スタンダード・エディション 驚いた。何このキャスティング?
榎木津礼二郎が阿部寛…。阿部寛はハンサムだけど西洋人形ですか?
関口に花屋(整形美人の名残で、我が家で彼は花屋なんです)。おどおどしてない!
京極堂は誰がやっても納まらないと思うけど、彼は古本屋が日々の常態で、休みの日でも本の中にいる。何もせずに寝転んでいるのは榎木津なのに。

とても2時間には収まらない長編だけれど、改竄にもほどがあるんじゃ。原作を読んだのは随分な昔だったけれど、大事なポイントが沢山変えられていてちょっと許せない。
インディ・ジョーンズじゃあるまいし、あの冒険じみた潜入は何ですか? 余計なおまけの戦場シーン然り。あれは映画だけの伏線だけど、大事な原作の1部分を踏みにじってる。Jul. 2008

魍魎の匣 (講談社ノベルス)

 

というわけで、口直しに読み直してしまった。後の作品ほど関口さんが壊れていなくてちょっと驚き。榎木津もヘンだけど、意外と常識的に振舞えたこともあったんだなぁ。 Jul. 2008


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カンナさん大成功です! [映画・DVD]

カンナさん大成功です! 特別版(2枚組)整形前後をコメディ化した、 外見にこだわる度がかなり高い韓国らしい映画。

一応お約束どおり、整形だけじゃ本当の人生は歩めないというのがテーマなんだけど、結局それも彼女が綺麗になったから聞いてもらえるんであって、「ぶす」なままだったら誰も気にも留めない。あはは。
韓国人男性への個人的イメージは残念ながらあまりよくなくて、この映画を見た後もまったく開眼には至らず、相変わらず低ランク。別に私1人が韓国人男性はタイプじゃなくたって誰も困らないんだけどね。
女優さんの演技はうまい。でもなんか韓国人の気質があまり理解できないので、どうしてこういうリアクションになるのか??なところが多かった。

一押しは歌ですね。彼女は整形前も後も舞台に出る出ないの差はあれどうまい歌手という設定なのだが、韓国語というのは歌うとすごく綺麗。(何を言っているのかはわからないんだけど、音としてすごく美しい)話している時は喧嘩でもしているんじゃないかと思うくらい、口調はきつく、語尾が強いのに、歌になるとそれが全部どこかへ消えてしまって、とても美しくなる。不思議。コリアンソング、万歳。 Jul. 2008


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L change the World [映画・DVD]

L change the WorLd complete set[DVD3枚組] 我が家の一員の感想、あのLightが出ていないからいい。まさにその通り。
Death Note -Last nameでキラは藤原竜也だったけれど、LはLだった。Lのほうが特異な点が多く、メイクや姿勢など利点は多かったと思うけれど、役者としての格が違うんでしょうね、やはり。

ストーリーはかなりありきたり。子守に挑戦はなかなか面白かった。肉体労働が苦手と言うのは、もともとLは原作では英国でテニスのジュニアチャンピオンを取ったこともあり、どこだかの足蹴り系マーシャルアーツにも精通しているくらい運動神経がいい。だから不自然だった。
悪役にキラほどの強さがなく、10日ほどで片付けるにちょうどいい程度なんだろう。無理やりニアを持ってくるのはいいアイデアとは思えなかった。実際原作ではニアはもっと大きいし。どうせなら、LがBoyをKではなく、ニアとメロに託して欲しかったな。
ラストシーンはLファンなら涙なしには見られない秀逸シーン。ちょっとあざといけど。

久しぶりに見た工藤夕貴も高嶋弟も迫力はなく、ちょっと2時間テレビ程度の演技だったなぁ。鶴見辰吾はよかった。ナンチャン、ダンスだけかと思っていたらいつ役者になったの? Jul. 2008


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